成果が目に見えにくい努力
コロナのせいで業務の仕組みや方法を変えた会社は多い。
僕の勤めている会社も、そう。
僕は他の社員より比較的パソコンに関する知識があったから、その移行作業をすべて担当したわけだ。
それは良いんだ、進んで仕事を受けたし。パソコンとか機械を触るのは好きだから。
ただ「誰でも、従来通りに、業務を行えるようにする」というのが厄介だった。
僕が「これを機にこういう風に効率化したらどうでしょう?」と投げかけても、「いやぁ、その方法ではキミはできても○○さんはできないよ。」という具合。
僕が提案した方法は、特別スキルの必要なことではないのだが・・・。
会社が求めてくるのは「ボタンひとつですべて完了し、尚且つ人為ミスを防ぐ仕組み」だった。
「ボタンひとつで」というのは「誰でも簡単に、教えなくてもできる」という意味。
それを、新たなシステムを導入するわけでもなく、既存の設備でしなくてはならなかった。
パソコンやスマホってとっても素晴らしい発明だけど、これらは「これさえあれば何でも出来る魔法の道具」というものでは無い。
「これさえあれば可能性が無限に広がる便利な道具」だと思う。
努力もなしに何でもできるようになれるのはドラえもんの道具だけ。
それを、最底辺の知識の人に「完全に合わせる」のは違うんじゃないのかな。
努力せずにホームランなんて打てないのに、それができると思い込んでいる。
社会や組織に身を置く以上、お互いに「歩み寄る」べきではないのか。
実際、ITはかなり歩み寄ってくれている。
僕はIT黎明期を知らないけど、今のパソコンやスマホ・・・特にスマホだな、めちゃくちゃ分かりやすく作られていると思う。
だって3歳児が自分でyoutubeとか見れるんだから。
僕にはITの専門知識は無いし学校で勉強したわけでもないけど、それなりに使えるのは歩み寄ってくれたソフトウェアとインターネットのおかげ。
少し勉強する努力をすれば分かる範囲で済んでいる。
何が言いたいのかというと、
「おんぶにだっこじゃなくて少しは努力しろやボケェ!」
ってこと。
ちょっと言ってくるわ。