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読書のアウトプット5

【金持ち父さん貧乏父さん】

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「お金」に対する考え方について書かれた、いわゆる啓発本。

刊行されて20余年、世界中で今もなお読まれている名著とのこと。

 

今回はこの本を読みましたので。

 

 

この本では以下の「六つの教え」が書かれています。

 

第一の教え「金持ちはお金のためには働かない」

第二の教え「お金の読み方の流れを学ぶ」

第三の教え「自分のビジネスを持つ」

第四の教え「会社を作って節税する」

第五の教え「金持ちはお金を作り出す」

第六の教え「お金のためでなく学ぶために働く」

 

この中の「金持ちはお金のためには働かない」という教え。

これが、この本でいちばん言いたいことだと思う。

 

 

じゃあ「金持ちは何の為に働くのか」。

・お金がお金を生む方法を考えるために働く。

・長期的に見て、不労所得を得るためのスキルを磨くために働く。

 

この本が言う「金持ち」とは、稼ぎがいい人のことではなくて「持っている資産がお金を生み、その収入が支出より多い人」のこと。

だからお金を稼いでいても貧乏になり得るのだそう。

 

 

 

以下、青文字は本から引用した、印象に残った文章です。

  

朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う、また朝起きて、仕事に行き、請求書を支払う・・・・・・この繰り返しだ。そういう人はたとえお金を多くもらえるようになっても、支出が増えるだけでパターンそのものは決して変わらない。これが、私が『ラットレース』と呼んでいるものなんだ。

 

貧乏や金詰りの一番の原因は国の経済や政府、金持ち連中のせいなんかではなく、恐怖と無知だ。

  

お金を稼ぐ方法は、企業に就職して給料をもらうだけではない。

この本ではハッキリと「金持ちになるにはサラリーマンではダメだ、起業して自分のビジネスを持たなければいけない」といった内容が書かれています。

 

視野を広げて、自分で自分の考えを選ぶことが大切だと書いてあります。

 

そのためには、学校では教えてくれない「お金についての勉強」が大切だとも書いております。

 

多くの人がお金の心配ばかりしていて、もっと偉大な富、つまり「教育」に心を砕こうとしないことに懸念を抱いている。柔軟性を持って新しいものを喜んで受け入れ学び続けるならば、人は変化を乗り越えるたびにどんどん裕福になっていく。

 

お金や投資のどの本を読んでも大抵書かれているのが「お金の教育」の重要性。 

学校では決して教えてくれない、だけれど最も必要な知識。

  

 

 

 

 

世の中には、才能があるのに貧乏な人たちがあふれている。彼らが貧乏だったり、経済的に苦しんでいたり、才能に見合わない収入しか得られない原因は、彼らが持っている知識、才能にあるのではなく、彼らが「知らないこと」にある。

 

例えば「素晴らしい画家なのに絵を売る方法を知らなければ貧乏のままだ」ということ。

自分のやりたいことと関係がないような仕事でも、広く浅く学び、たくさん経験することでスキルが掛け合わされ、威力を発揮するということはよく聞くし、実際に見たこともあるなぁ。

革新的なアイデアやサービスって、関係のないように思えることを掛け合わせて生み出されていることが多いと感じる。

 

「お金のために働くのではなく、学ぶために働く」ということはこういうことだと。

 

 

 

上記のほか、この本の主に後半に書かれていること。

・作者自身の不動産売買の手法

・失敗から成功が生まれるということ

・とにかく今すぐ行動しよう

 

これらは少し危険な場合もある

なんでかというと、啓発されて身の丈に合わないことを実践して失敗し手に負えなくなってしまったり、投資や勧誘の売り文句として使われてしまったり。

この本に限らず啓発本すべてに言えることだけども。

 

 

チャレンジして、失敗して、教訓を得て、成功に繫がるのは確かにその通り。

本に書かれていることを鵜呑みにするのではなくて、自分の能力や環境に置き換えて、考えながら行動に移すべきだと思う。

 

 

 

みんな自分の本当の気持ちを見つめず、お金がなくなったらどうしようと心配ばかりしている。そして、その恐怖に真正面から立ち向かおうとしないんだ。頭を使うかわりに感情に任せて反応だけしているんだ。

 

 

本業や育児の傍ら、本を読み勉強し、チャレンジし失敗も成功もするのにどれだけの時間と努力が必要なのだろう。

 

ではでは。。