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平等の為に一度平等を無くす、というRPGのボスみたいな考えはどうかと思う

news.yahoo.co.jp

 

フェミニストの発言に対して「じゃああっちの表現はいいのかよ」と揚げ足を取ったり「法的には既に男女平等になっている」と仕組みが決まったんだからこれ以上文句を言うなといったり、そんな応答を多く目にする。

 

法的に平等になっていたとしても100年以上続くフェミニズム終結していないのは社会的な課題が多いからで、時代が変われば新たな考え方や課題が生まれるからたぶん永遠に終わらないんだろうなって感じる。

 

 

 

ファミマの総菜「お母さん食堂」シリーズに関する騒動で感じたこと。

まぁ既にいろいろと取り沙汰されていますけども。

 

 

フェミニストは、「『女性はこうあるべき』という意識を変えたい、女性蔑視をなくして平等でありたい」と活動していますよね。

これには僕も賛同していて、「女性だから」という理由で正当な評価を受けていないのは許されないことだと強く感じる。

 

ただ、一部フェミニストの「差別的・排他的な意見」が目立ってしまい、この運動自体の世間イメージが悪くなってしまっているのは残念に思う。

フェミニズム≠男性嫌悪だし、女性の生き方を強制するものでもない。

 

人間は社会的な生き物だから、誰だって所属する組織(家族や会社など)の中で役割を分担するし、時には我慢だって必要。

その中で性別関係なく平等に幸せになれるよう活動するのがフェミニズム

「個人を尊重しよう」と憲法でも定められているし。

 

 

「この表現は私が嫌いで不快だから」「女性というだけで衣服や活動が決まるなんておかしい」と個人や企業を攻撃し自分の正義を振りかざす人がいますよね。

 

でもこういうのってその状況や組織によりけりだと思うし、一概に「こうあるべき」と凝り固まった考えをしてしまうと誰も得をしないギスギスした結果にだってなり得る。

 

感情的な文句やクレームの発信だけだから「男女平等」は達成されず、その意見も多種多様な考えを持つ世の中に共感されにくいんだと思う。

発信者の溜飲が下がるだけで社会が変わるような意見を発信できていないし、本末転倒だ。

 

 

誰しもが自分の要望を押し通せば無秩序な社会になるし、かと言って我慢をし続ければいいものでもない。

全員が納得するような仕組み作りは非常に難しいし、誰かが得をすれば誰かが損をするようにゼロサムな世の中だからこそ「折り合い」が大事なのかなって。

 

 

ではでは。。