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インフルエンザワクチンは「子ども以外は不要」。

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インフルエンザ。

10月からワクチン接種が始まりましたね。

ただ、例年と違うことは「65歳以上の方が優先」だということ。

 

 

↓下記のお願いは厚生労働省のHP掲載のもの。

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うーん・・・。

超高齢社会の日本ですし、どんな病気においても高齢者のほうがリスクは高いですから。

 

今年は6300万人分のワクチンが用意されているとのこと。この量は過去5年で最大量らしい。

 

 

ただ、このようなワクチンの接種対象の区別

20世紀少年という漫画を思い出します。「信者にだけワクチンを配布する」というところを。

 

 

優しい世の中だったら問題ないのですが、コロナウイルスで人間の本性が露わになり、差別・迫害・偏見などの問題が浮き彫りになりましたよね。

 

もしコロナのワクチンが完成したとしても、「20世紀少年」みたいにワクチンを奪い合う世界になるのではないか・・・。

ワクチン接種が出来なかった人を迫害する世界になるのではないか・・・。

 

そんな懸念を抱く。

 

 

まぁ僕個人の些末な懸念は置いといて。

 

インフルエンザの予防接種をするにあたって、実際の感染状況を確認しとこうと。

なにやら「今年の感染者数はコロナ対策のおかげで激減している」との情報も耳にしますし。

 

 

 

■インフルエンザ患者の9割以上が60歳未満という現実

 

実際の感染者の年齢別比率ってどうなんだろう?

下記グラフは「東京都感染症情報センター」による患者数の報告。

 

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なんと、2020年第39週(9月21日~9月27日)時点での患者はゼロ!

ちなみに昨シーズンの同時期での患者数は1,428人

 

 

コロナ対策で手洗いやマスクをしているからの結果だということはよく聞きますが、「体調不良時に出勤や外出をしないこと」も大きな要因だと思っています。

去年までなんて多少の発熱だったら遊びや仕事に行っていた人は多いだろうし、それでもマスクなんてしない場合が多かったと思う。

 

こんな薬もありましたしね。

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この薬、キャッチコピーが変更になっていましたね。

 

 

 

 

そして、下記の表は昨年「2019-2020年シーズン」の年齢別の患者数。

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60歳以上の患者は全体の約4%

そしてなんと20歳未満の患者が全体の約70%を占めています。

 

こんなに偏っているなんて知らなかった・・・。

 

 

ここで疑問が。

患者のほとんどが若年層なら、接種を優先するべき年代は「20歳未満」なのでは?

 

全体の感染者を減らせば、もともと感染者の少ない高齢者への感染も避けられるのでは?

 

 

 

■60歳以上の約40%はインフルエンザで入院する

 

下記グラフは「東京都感染症情報センター」による入院患者数の報告。

 

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実数値のデータは無かったので人数は不明ですが、グラフをパッと見ても60歳以上が入院患者の40%以上を占めています。

 

これはリスク上、仕方ないことなのだと思います。

高齢者以外がインフルで40度の熱を出して病院に行っても、たいていは薬もらって自宅療養でしょ。

 

高齢者だと「重症化するリスクが他の年代よりも比較的高いから」って理由でとりあえず入院してこの数字だと思っている。

 

 

 

■政府やメディアが煽るから余計に躍起になる

 

だいたいインフルエンザウイルスは治療法や薬があるんだし、予防接種に関しては例年通りの対応で良かったはず。

それを政府が「高齢者優先」って順番を指定するから、国民みんなが「自分が接種できなかったらどうしよう」と焦るんじゃないのか。

 

コロナが恐れられている理由って「薬が無く治療法が確立されていないから」でしょ。

 

今年に関してはインフルエンザの予防接種をする理由なんて「コロナの疑いをかけられたくないから」の一点のみですよね、実際は。

  

今年のインフルエンザ患者数は例年の1000分の1以下に収まっているんだし、むしろ予防接種する必要すら無い

 

 

 

誤解を招くような言い方を敢えてします。

 

脅威でもなんでも無いウイルスに対して高齢者優先だとか税金を大量に医療費に回したりだとか、狂っているにもほどがある。

 

高齢者を過剰に守り過ぎても、高齢者は何も生み出さない。そんなことばかりしていると国が疲弊し、日本は国民からも見放されてしまう。

 

政府はいい加減「高齢者優先の政策を打ち出せば票が獲れる」という見方を止めるべき。そりゃ高齢者ばかりの日本では高齢者を優先すれば票を獲れるし、実際に存在する高齢者をないがしろにはできないのは当然。

ただ、若者に目を向けたって数の暴力で高齢者に負けるからってだけ。

 

政府とメディアは「正しいことを正しく伝え」、国民は「自分で考え、行動する」ことを徹底すべき。

 

僕たちはクチコミや報道を鵜呑みにせず、それも情報のひとつとして捉えることができたら、もっと行動できるんじゃないかな。

 

 

 

ではでは。。