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複数条件でのVLOOKUP関数

どうも、甘酒ワカコです。

僕はデスクワークが主な仕事なので、エクセルはよく使います。

 

なので、エクセルのいろんな使い方についての解説ができたらなと。

 

 

エクセル関数は便利!

今回の主役は、みんな大好き「VLOOKUP関数」です。

 

と言っても、基本的な使い方なんて皆さんご存じでしょう。

今日伝えたいことは基本ではなく応用です。

 

 

■VLOOLUP関数の基本

一応、基本的な使い方としては、

「指定した範囲の中から検索条件に一致するデータを抽出する」という関数。

 

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索方法)

指定した「範囲」の中の「検索値」と同じ行の「列番号」の値を「検索方法」に則って抽出します。

「検索方法」というのは、完全一致のみか近似値を含めるかの指定ですね。

 

 

ただ、検索条件がひとつではなく「ふたつ」の場合はどうでしょうか。

「検索値」に指定できるのは、文字列や数式で指定するかセルをひとつ選択するかのどちらかです。

 

 

■VLOOKUP関数をふたつの検索値で使用する方法

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上記の「B2」~「E13」の表から「J3」セルに当てはまるデータ、「関西」エリアの「102」という商品コードの「数量」を抽出したいと思います。

 

この場合、「エリア」と「商品コード」のふたつを検索条件としなければ抽出できませんよね。

そこで、検索元の表にひと手間を加えます。

 

加えた後の表がこちら↓

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B列に、「ユニークコード」という列を挿入します。

B3~B13セルの内容は「エリア」と「商品コード」が合体したものとなっています。

 

これで唯一無二の検索キーを作ったことになります。

 

 

B3セルの内容は「=C3&D3」としています。

"&"を使用して「エリア」と「商品コード」をくっつけました。

 

 

そして目的の数値を表示したい「K3」セルには以下のVLOOKUP関数を入力します。

=VLOOKUP(H3&I3,B2:F13,5,0)

 

この「H3&I3」の計算結果は「関西102」。

"&"を使用してふたつある条件を合体させてひとつにしています。

 

つまり、「関西102」という「検索値」をユニークコード列(B2~B13)から探し、それに対応する「数量」を抽出したわけです。

 

 

こんな風に、ユニークコードを作成し検索キーとして使用すれば条件が複数あっても抽出が可能となります。

 

ちなみに、列方向に入力されたデータを抽出する「HLOOKUP関数」でも同じです。

 

 

 

 

エクセル関数は使い方次第でとても便利になりますね。

 

ではでは。。